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2004.06.11

怪異名所巡り

今日、会社帰りに立ちよった書店で、赤川次郎先生の本を買い求める。
「怪異名所巡り2 その女の名は魔女」と言うタイトルで、弱小バス会社に勤めるバスガイド「町田藍」を主人公にした短編小説が6話収録されている。

この小説は、現在テレビ朝日系列で放映されている「金曜ナイトドラマ 霊感バスガイド事件簿」として、テレビドラマ化されている。菊川怜が主人公の町田藍役を務めていて、放映発表の時、毎回登場するバスガイド姿が話題になったと記憶している。

男は何故か、制服姿の女性を好む。
それは、私も同じだ。
半分くらい、スケベ心が働いていたっていいじゃないか。
男は想像する生き物なんだから。

さて、本の方だが、帰りの電車内と帰宅途中に立ちよった喫茶店(ドトールコーヒー)で、一気に読み終えてしまった。
赤川次郎先生の小説を読んだのは、実に10年ぶりくらいになる。
本の内容については色々と意見も多いと思うが、軽いタッチで書かれて読みやすいと思う。
登場人物のキャラが立っているのが一因だろうか?

テンポ良く読めるというのは、大切だなと感じることがある。
読み手の好き嫌いも有ると思うが、私は、何か突っ掛かった感じがすると、途中でイライラして読むのがおっくうになってしまうことがあるのだ。

具体的に言うと、テンポ良く読んでいるときは、頭の中に映像が浮かび、あたかも映画を見ているような感覚である。
小説に書かれている情景を、自分の知っている・覚えている光景に当てはめているから可能なのであるが、歴史小説になったりすると、途端にペースダウンしてしまう。
記憶の隅に残っている、テレビ時代劇などのシーンを当てはめていけば良いのだろうけど、時代小説を読んでいると、どうしても、物語の舞台となっている時代について、細かなことが気になるからである。
それも至極どうでも良いことばかりで、気が付くとインターネットを駆使して、小説とは別のことを調べていたりする。
でも、これはこれで楽しいひとときではある。

閑話休題。
今日買った本もテレビドラマ化されている訳だが、過去、多くの作品が映画・ドラマ化されている。
だが、どうも映像化された作品が好きになれなかった。
なまじ原作を読んで内容を知っていると、自分の描いていたイメージと、映画やドラマで映像化された画面に違和感を感じてしまうからだ。
また、ドラマ化される課程で、ストーリーが若干変えられたりするのも気になる。
別物と割り切って楽しめればいいのだが、その辺は、まだまだ未熟なようである。

最後になるが、今から10年ほど前、某私鉄沿線の駅前にある喫茶店で、赤川次郎先生とおぼしき人物を見たことがある。
小雨模様の日曜日だったのだが、散歩がてら駅前まで出て、喫茶店で一服していると、隣の席に座っている二人組の話しが耳に入ってきた。
「ここのトリックをどうするかだよなぁ〜」
小説家と編集者らしいと言う事は想像できた。そして、小説家らしき人物の、やけに甲高い声には聞き覚えがあったのだ。
「もしかして、赤川次郎先生か?」

小説家という人たちは、一部の人を除いてテレビなどにはなかなか出てこない。
従って、顔は知っていても(裏表紙に著者近影が載っている場合)声までは知らないというのが殆どだ。

20年以上前「ザ・ベストセラー」というテレビ番組があった。
番組の内容は、本の売り上げ週間ランキングや、作者のインタビューを放映していた。
当時としても異色の番組で、土曜夜の放映と言うこともあり、当時小学生だった私も毎週見ていたのだが、視聴率が良くなかったらしく、半年足らずで終了してしまったと記憶している。
その番組で、赤川次郎先生のインタビューが放映されたのである。
映画「セーラー服と機関銃」のヒットに乗り、飛ぶ鳥を落とす勢いの人気作家の登場と言うことで、ワクワクしながら見ていた事が思い出される。
もっともご本人は、慣れないテレビ出演(VTRだった)に緊張したためか「一度出たけど、もうこりごり」と紺野美沙子さんとの対談で語っていた様だが。
(この話は、徳間文庫から出された「赤川次郎ワンダーランド」に収録されていた)

その時「思ったより甲高い声なんだな・・・・」と感じていたのだが、その記憶がよみがえったのである。

ちらりと横目で見ると、確かに本の裏表紙に載っていた著者近影の顔に似ている。
今現在の写真では、昔よりだいぶ恰幅が良くなっているが、まだスリムな頃だったのだと思う。
視線をそっと机の上に移すと、クリップで留められたゲラが確認できた。
「ミステリ博物館」と書かれていただろうか。
赤川次郎先生の短編集に、このタイトルのものがある。

野暮なのを承知で、話しかけてみれば謎は解けたかも知れないが、私には、その勇気がなかった。
編集者と一緒になって、アイディアを出し合っている所に(かなり話が弾んでいた様子だった)水を差すような真似は出来なかった。

後で調べると、当時、赤川次郎先生は、某私鉄沿線に住まわれていたようだ。
私の住む町より、もっと奥の方ではあったが。

私は、間違いなく本人だと確信しているのだが、今となっては確認すべき手段はない。
それだけの話であるが、何故か印象深く残っている。

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