建物の構造計算書偽造事件で、とうとう犠牲者が出た。
強度偽装が発覚した物件の意匠を担当した設計事務所社長の遺体が発見され、自殺と見られているとのことだ。
この設計事務所社長は、24日から行方不明となり、家族から捜索願が出されていたという。
発想が不謹慎だけど、これが安っぽい2時間ドラマならば、社長の死に疑問を持った若手社員(それも男女二人組)が独自に調査を開始して、黒幕に迫っていく!なんて展開になるだろう。
まぁ、テレビドラマみたいな話しってのは、そうそう有る訳じゃないけど。
(「事実は小説よりも奇なり」というか、実際に起こった事件の方がドラマより凄いですわな)
記事によると、構造計算書偽造事件に関し、建築確認を受けた事務所の代表として責任を感じていると生前話していたようだ。
「責任を感じていたからこそ死を選んだ」、と考えることも出来るだろう。
だけど、亡くなった人のことを悪く言うつもりはないが(そんな権限も無い)、この行動を無責任だと感じたのは、私だけだろうか?
亡くなった社長さんは、不幸にして事件の当事者の一人になってしまったけど、だからこそ、真実を包み隠すことなく話すことが、本当の責任の取り方ではないだろうか。
無論、社会的・経済的・法律的な責任も負わされるであろうが、死んでしまっては、何にもならないのである。
この事件では、民間の検査機関によるずさんな審査.など、建設業界の
様々な問題がクローズアップされている。
この問題は、うやむやで済ませてはダメなんである。
私は、この事件を知ったとき「姉歯という設計士は、なんてとんでもない極悪人なんだ!」と思った。
だけど、彼に仕事への誇りと良心が残っていたから、(はじめは、ためらいが見られた様だが)逃げることなく真実を話すことにしたのではなかろうか?と今では思っている。
だからと言って、彼の事を擁護するつもりはないけど。
#この辺は、後々ノンフィクション作家の人たちがまとめてくれるのかな?個人的には、佐野眞一さんに手がけて欲しいと思う内容であるが。
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